70巻と75巻に収録。保育士となって活躍するあさりの姿を描いている。雑誌「幼児と保育増刊号」に掲載された。
保育士になったあさりは、園長からは「園児並保育士」と言われる。よって子供には大人気だが、園長からは給料を渡すより託児料を取った方が良いのではないかと思われている。
ただし、考え方は社会人として一定のレベルにまで成長しており、少女期のわがままとも言える気の強さ、自己主張の強さは、1人の職業人としての意見をはっきりと表現出来る能力に昇華されている。故に、児童を思う余り保護者に向かって一方的に捲くし立てる感情的な面は見られるものの、子供の理解者たりうる見事な保育士ぶりを発揮している。
後輩として副担任の田丸良彦先生も登場。あさりは客観的に先輩として振舞う落ち着きすら見せる。
ただし、以上の話の筋立てに対して作者(作者ちゃん)は「あさりが保育士なんかなれるわけがない!」「こんな保育士に子どもを預けたくなんかない!」とコメントしており、あくまでも雑誌の企画によって執筆された『あさりちゃん』本編とは繋がりえないパラレルワールド的なストーリーである事が明言されている。
『さんごママの相談室』
65巻、76巻、77巻に収録。「人生の達人」を自称するさんごママこと浜野さんごが、読者からの悩み相談に回答するコーナー。
「相談室」とは名ばかりで、実際には何の役にも立たない回答が多い(例えば「視力が下がったのでどうすればよいでしょう?」という質問に対して「それじゃメガネをかけなさい」など)。そのためあさりから「鬼畜系身の上相談」と評されている。
テレビアニメ
『あさりちゃん』のアニメは1982年1月25日 - 1983年2月28日の13ヶ月間、テレビ朝日系列で放送された。当初はコロコロコミックでも連載されていたが、関東などでは同誌の当時の看板漫画『ゲームセンターあらし』のアニメが裏番組となったため、1982年3月号をもって同誌での連載を終える[6]。
2005年、「あさりちゃんセレクション」としてDVD全4巻が発売された。
最高視聴率は1983年12月9日再放送の第42話。(視聴率(関東)22.9%)
原作とアニメの違い
原作初期の登場人物の少なさを補う為、アニメ版ではかなりの数のオリジナルキャラクターが準レギュラーとして登場し、その後、原作に逆輸入されたキャラも多い(カバ先生、森野カケスなど)[7]。
ストーリーの進行役として「またたびガラス」(声優:戸谷公次)というカラスのキャラクターも登場した。アニメでのみ登場するキャラで、三度笠をまとった独特のスタイルをしている。主にストーリーの途中で時間が経過する時の合間に登場するが、7巻「むかしむかしのあさりちゃん」のアニメ版では「重いものと小さいものは、落ちる速度は同じである」という説明役も受け持った。
アニメ版のストーリーはほぼ原作に忠実であるが、最後のオチだけはいわゆる「ほのぼの系」に変更されているのが多い。これは原作のオチが過激で辛辣な物が多かった為、「ファミリーもの」には向かないと判断された物と思われる。
原作では関連性のない2話が、アニメ版では連続物になっていたものも存在した(例えば、8巻「体をきたえよう」と9巻「ダウンジャケットと塩ごはん」の2話は原作では別の作品であるが、アニメ版では2話が連続物として放送された)。また、劇場版の「あさりちゃん 愛のメルヘン少女」も原作の中の数話を元にして一つの作品として制作されている。
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